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渋沢家三代 (文春新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 49337 位
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| 参考価格: | ¥ 882 (消費税込)
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渋沢栄一記念館もオススメですよ。
幕末、明治、昭和を生き抜いた渋沢栄一。
尊王攘夷から、一橋慶喜(徳川慶喜)に仕官、パリに渡り、
明治政府の超エリートコース。
その後、自分の思いを貫くため転進、実業家、起業家の道へ進む。
日本初の第一国立銀行の頭取を背景に、次々と日本の礎となる企業を
起こしていく。その数はなんと500社とも。
その頃から息子や孫など後継者の様々な問題も起き、戦後の財閥解体へ。
歴史上の人物には沢山の偉人がいる。
しかし、我々が現在の生活している資本主義社会を背景にし、
すべて実話としてこれほど驚かされる人物はいないのではないか。
三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎との戦いや
三井物産とのせめぎあいなど、正に日本の企業の中心にいた。
その反面、財なき財閥と呼ばれるほど、自らの私腹を肥やすことなく、
日本のために尽くしたのは、子孫にとっては不幸な面もあっただろうが、
誰もが慕い、引退後も会長や顧問や相談役になったんだろう。
偉大な実業家を父にもった息子がスキャンダルにより廃嫡になるなど、
渋沢家という家系も人間の弱さが浮き出ていて、微妙な共感を得る
経営者も沢山いるのではないかと思う。
お金に関する不正や横領が多い、現在の日本人には学べることが多い。
また、文庫本の1冊で渋沢家のその後も学べるので、
入門篇としてもいいような気がした。
飛鳥山にある、渋沢栄一記念館もオススメです。
「古き良き日本」へのノスタルジア
本書は、近代日本において健全な資本主義の導入に尽力する一方で、
自らは財閥形成などによるいたずらな蓄財をよしとしなかった渋沢栄一、
そしてその息子篤二、孫敬三の三代に渡る人生を総覧するもので、
明治維新から太平洋戦争、高度成長期までの日本史に興味を抱く方の期待を裏切らない好著です。
本書においては、
著者の「縁」、特に家族に対する並々ならぬこだわりが見受けられます。
渋沢一族の内情、またいかに多くのセレブリティと関係が築かれていくか、
血縁、地縁、主従、師弟などなど様々な糸が結ばれ、
時によじれ、こんがらがっていくかが実に面白く描かれています。
反面、女性に対する目線が少し雑というか紋切り型ではありますが…。
また、著者が渋沢栄一の実業家精神を称揚する中で常に念頭に置いているのは、
昨今の「実業家」たちのなりふり構わぬ経済活動だと思われます。
この点、例えばホリエモンや村上さんが、
栄一の哲学に対してどのような感想を持つかぜひ知りたいところです。
美しい道徳観
渋沢栄一の道徳観などの考えを中心とした家の歴史についての本。
渋沢栄一の功績・教育・苦労などが順を追って書かれており、日本の発展に大きく寄与した栄一はやはり素晴らしい哲学を持っていると感じさせられる本です。今のような時代だからこそ多くの人に知ってもらいたいです。
『旅する巨人と』との併読を!!
著者の「旅する巨人?宮本常一と渋沢敬三」における一方の主人公である渋沢一族120年の歴史。
プロローグにもあるとおり、「旅する巨人」では紙幅の関係で著者が述べきれなかった、渋沢家三代(初代栄一、二代目篤二、三代目敬三)の歴史が描かれているが、歴史ばかりではなく、「評伝」の作品として必要不可欠な要素である、著者が数々の資料・証言に基づいてその人物の「人間」を描き出すことについても成功している。
著者が尊敬をこめて書きたくてたまらなかった人達であっただけに、渋沢家三代の人物は、二代目篤二も含めて三者三様に魅力的な人物であり、著者の筆にも愛情が感じられる。
「旅する巨人」に関連した著者の作品は何点か出版されているが、本作品と「旅する巨人」を併読することで、宮本常一と渋沢敬三の「人間」をより理解できる。そういった点では、この両作品は二つで一つの作品と言える。
よって、本作品を手に取った人は「旅する巨人」も合わせて手に取ることを強くすすめる。
私は「旅する巨人」を先に読んだが、読む順番はどちらでも良いと思う。
文藝春秋
旅する巨人―宮本常一と渋沢敬三 あぶく銭師たちよ!―昭和虚人伝 (ちくま文庫) 凡宰伝 (文春文庫) 私の体験的ノンフィクション術 (集英社新書) 小泉政権―非情の歳月 (文春文庫)
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